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地域密着の企業『株式会社 綿引無線』代表取締役のBLOG
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時空を超えた前向きな意欲で!!

 

 2018年(平成30年)も3月となりました。

 

 暦の上では,そろそろ氷が溶け出す頃となり,土中で眠っていた虫たちも目を覚まして地上に出てくる時期となるはずですが,今年は少し動きが鈍いのではないでしょうか。それにしても先月までの寒さは格別であったようで,北海道では積雪の最高記録が次々と更新されたとのことで,3メートルを超える雪が積もった所もあったようです。ただ,生命の息吹は着実に時を刻み続けており,身近なところでも新たな季節に向けて装いを変え始めていることが徐々に感じられるようになりました。

 

 酷寒の中で繰り広げられていた冬季オリンピックも,様々な感動を呼んで無事に閉幕しました。大会の開催においていろいろ心配がなされていましたが,心に残るような名場面と共に見ている我々に対しても大きな勇気を与えてくれたように思います。今まさに,国内では働き方についての議論が続いていますが,根本的に考えるべきことは彼の地で躍動したアスリート達の姿が示してくれているのではないでしょうか。

 

 4年に一度という晴れの舞台へ向けてのこれまでの努力は並大抵のものではないものと思いますが,どのような結果となっても,自分自身と向き合って常に前進していこうという姿勢こそは,見ている我々に対しても前向きな気持ちを沸き立たせてくれます。得てして栄光の姿が浮き彫りにされがちですが,その陰にある挫折の苦しさは計り知れないものがあるのではないでしょうか。スポーツの祭典と言われますが,物事の捉え方や自分との向き合い方など,様々な気付きを与えてくれる機会にもなっているように感じます。

 

 同じような意味で,失敗にめげずにチャレンジする姿はビジネスの世界でも垣間見られるようになりました。先月,米国の宇宙開発ベンチャーであるスペースX社が衛星通信サービスに向けた試験機の打ち上げに成功したとのニュースが伝えられました。これまで幾度かの失敗映像が紹介されてきていましたが,着々と技術的な進展を遂げているようです。以前に,垂直な状態で着陸しようとするロケットが爆発する様は衝撃的なものでしたが,実は,費用削減に向けた様々なチャレンジを意欲的に行っていることに拠るところもあり,その意味でも注目に値する取り組みと言えます。

 

 今回も試験機の打ち上げには成功したものの,ロケット先端のカバーを再利用のために回収するという試みも行ったようですが,船から張り出した巨大な網の数百メートル外側に落下したとのことで,次回の課題として残された形となりました。しかし,この経験は決して無駄にはならない筈です。常に彼らの視線の先には,「数年以内に通信衛星4,425基で全世界をカバーするインターネット網を実現する」という明確な目標が掲げられています。また,同じように「約900の衛星を配置して2019年のサービス開始」を目指しているワンウェブ社との競争も意識しているものと思います。前向きな意欲は着実に物事を前進させているようです。

 

 それにしても,全世界をカバーするインターネット網が利用できるという世の中が数年の間に現実となるということには改めて驚かされます。そう言えば,アメリカ・カルフォルニア州ではこの4月から,「運転席のない」自動運転カーについて一般道での試験走行が許可されるとのことで,こちらも早晩実社会に普及することになるものと思います。正に世の中の移り変わりの速さをつくづくと感じるようになってきました。もしかすると,時の流れに対する感じ方が年を重ねるにしたがって鈍ってきているのではないかと自分自身で疑心暗鬼にもなってしまうような状況です。

 

 何れにしろ,科学技術の進歩は我々の感覚を超えて進んでいることは確かなようです。

 

 現在,スマートフォンの普及などによりGPSによる測位情報の利用が盛んに行われている状況ですが,昨年の10月には日本の衛星測位システムである準天候衛星システム「みちびき」の4号機が打ち上げられ,誤差がわずか数センチメートルという位置情報の提供が可能となる体制が整ったことから,2018年度中にもサービスが開始されるようです。実は,このような衛星を使った位置情報を正確に割り出すためには,それぞれの関連するデータについての正確な時間の同期が欠かせないとのことで,ここにも科学技術の粋が集められているようです。

 

 かつて現代物理学の難解さや奥深さを認識させられた「相対性理論」がここでは重要な役割を果たしているとのことです。高度約2万キロメートルに打ち上げられた衛星内での重力は地上に比べて弱いため,「一般相対性理論から搭載された時計は進んで見える」ことになるようです。一方,衛星は秒速約3キロメートルの速度で動いているため,「特殊相対性理論から動いている衛星内の時間はゆっくり進んでいるように見える」とのことで,この差引分として「一日あたり39マイクロ秒だけ人工衛星の時計は進んでしまう」ようです。〔「重力とは何か」:大栗博司著(幻冬舎新書 2012年6月)〕

 

 このような微妙な時間のズレを計測できるような高精度な時計が実用化されているということも重要な要因と言えますが,かつて科学における最先端の知識として我々が学んだことが,着々と実用的な技術として実社会で活かされるようになっている状況を見るにつけ,時の流れを改めて強く意識すると共に,このような取り組みに関わられた方々の熱意と前向きな意欲が感じられるようです。

 

 よく「年を取るほど時間が経つのが速く感じられる」と言われますが,これは加齢に伴う身体的な代謝の低下による確かな傾向のようです。〔「大人の時間はなぜ短いのか」:一川誠著(集英社新書 2008年9月)〕

 かくなる上は,時間との付き合い方を大切に考えていくことが必要なようです。そのためにも,常に前向きな意欲を持って着実に時を刻んで行きたいものです。

 

 

 

 

 

 

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