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地域密着の企業『株式会社 綿引無線』代表取締役のBLOG
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熱きオープンイノベーションの戦い!!

 

 7月となりました。

 

 早いもので,今年も折り返し点を過ぎたこととなります。季節的には梅雨の時期のはずでしたが,ここ数日は夏日や真夏日が続いており,関東地方では観測史上最も早く6月中に梅雨明けとなりました。気候の影響もありますが,ロシアで繰り広げられているワールドカップサッカーの熱戦も気になるところであり,なかなか寝付けない夜が続いています。もっとも,戦っている選手たちは猛暑日にもなる環境の中で,さらには1,000km以上も移動しながら試合を行っているようですので,その頑張りを考えると見ている我々も自ずと応援に力が入ってしまいます。

 

 連日の好ゲームに魅了されているところですが,一方で今回は時代の移り変わりを実感させられる大会とも言えます。ゴール判定にビデオが利用されていることもさることながら,全試合,全出場選手についての様々なデータが蓄積され,公表されるようになっています。これまでであれば得点ランキングやアシストランキングがせいぜいでしたが,今ではパス数や走行距離,さらにはダッシュ回数までも明らかにされています。これには映像技術の進化が効果を発揮しているようで,改めて日々高度化している技術開発の実態を認識させられるところです。

 

 同様に,現代サッカーにおいても,選手の体力的な面や試合の戦術的な面での進化が相当進んでいるように見受けられます。ただ,我々の年代からすると,かつて“トータルフットボール”として衝撃的な印象を植え付けられた1974年西ドイツ大会のオランダチームにおいて,その象徴として活躍し“空飛ぶオランダ人”と呼ばれたヨハン・クライフの走行距離やダッシュ回数が是非とも知りたいところです。もっとも,具体的なデータが残っていない分,何時まで経っても我々の中ではますます神格化されていくことになるのかもしれません。

 

 それまでゴールキーパー以外にもフィールドでの立ち位置であるポジションがある程度決められていたものを,全員攻撃全員守備という自由な形で流動的にポジション変更していくという斬新な考え方は,見ている我々をたいへん魅了したものでした。現代サッカーにおいてもこれを引き継いでいる部分があるようですが,フィールド全体に渡って複数のポジションをこなすための体力や精神力は想像を絶する厳しさがあったものと思われます。

 

 一方,ビジネスにおいても企業活動のフィールドでポジションを広げる動きが出てきているようです。最近,“オープンイノベーション”という言葉を良く聞くようになりました。単なる“モノ”や“サービス”の提供から,顧客の“問題解決”や“価値創造”を求められる時代となったことで,同じ立ち位置では勝負ができない状況になってきたようです。これまでのような専門領域や業界という括りもむしろ足かせになってきているようにも思います。

 

 報道によれば,国内企業で最高の利益を生み出しているトヨタの社長でさえ,「“勝つか負けるか”ではなく,まさに“生きるか死ぬか”という瀬戸際の戦いが始まっている」との認識を公言しているようです。最近大きな注目を集めている電気自動車や自動運転車に関して言えば,新しいスタートアップ企業や全く異なる業種の企業が先行して勝負を仕掛けてきている状況であり,この先もどのようなフィールドでライバルが出てくるか全く予断を許さない状況との認識によるものと思われます。

 

 考えてみれば,このような状況は自動車に限らず,あらゆる業界に言えることであることは明らかで,ワールドカップと同様に世界的規模での戦いが始まっていると言えます。この場合,戦えるフィールドは多種多様なものが考えられることになりますが,一方で,出場資格に大きな制限もないことから,思わぬプレーヤーが続々登場してくる状況も予想され,業界を超えた熱戦はこれからますます盛り上がることになるものと思われます。

 

 そのような状況の中で,トヨタは先月下旬に新たなポジション取りとして,“つながるクルマ”を前面に打ち出したイノベーション創出のための戦略発表を行っています。そこでは,2020年までに日米で販売するほぼ全ての新車に車載無線通信機を標準搭載する計画が打ち出され,これを踏まえて様々な異業種に対する連携の呼びかけが行われたようです。

 

 “つながるクルマ”から取得されたビッグデータは,車両の整備メンテナンスや新型車開発などに活かされるばかりでなく,様々な異業種との連携による新たな価値創造に繋げていく考えで,「車をつくる会社から,世界中の移動にかかわるあらゆるサービスを提供するモビリティカンパニーにモデルチェンジする」との想いが強調されたとのことです。時代は正に大きな変革の時期を迎えたようです。

 

 このような動きを踏まえて,これまで無線に関わる業務に取り組んできた我々にとっても新たなポジション取りが必要になってきました。モバイル/IoTを支える重要な位置付けとしてあらゆる分野で必要不可欠となっている無線技術のさらなる発展のために,我々自身がオープンイノベーションの時代に合わせた取り組みが求められる状況となってきたようです。

 

 新たな時代のフィールドにおいて,想いを一つにした効果的な全員攻撃全守備が実現できるか,これからの走行距離やダッシュ回数などのデータが記録されていくことになります。

 かくなる上は,ゴールを目指して進むのみです。

 

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