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地域密着の企業『株式会社 綿引無線』代表取締役のBLOG
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リスクに挑む無線技術の役割!!

 

 8月となりました。

 

 関東地方では梅雨明けとなって迎えた7月でしたが,全国的に見れば特に西日本を中心にした地域での豪雨による被害がたいへん大きなものとなってしまいました。場所によっては,6月末からの10日間の総降雨量が1,000mmを超える地域もあったようです。これにより中国地方や四国地方を中心にして河川の氾濫や堤防の決壊による浸水被害や土砂災害が相次いで発生し,多くの方々が被害を受けることとなりました。先月末の時点においても10,000人を超える方々が避難状態となっているようです。

 

 これから夏本番となり暑さも増してくることと思いますが,一方で台風の季節も迎えることとなりますので,一刻も早い復旧と共に,これ以上の被害を防ぐための対策においても万全を尽くしてもらいたいものです。特に,過去の被害状況に関する調査では,人的犠牲の約半数が土砂に起因しているとの報告もあるようですので,このような知見を活かして効果的な対策を期待したいところです。既に,急速に普及が促進されているIoTを活用して,雨量や土中水分などのデータを計測して,地域住民の方々にもリアルタイムでそのデータを提供できる取り組みも始まっているようですので,最新の技術力で自然災害をも克服して欲しいものです。

 

 我々の日常生活に対する様々なリスクについての関心が高まっている状況ではありますが,自然災害に関しては,毎年のように被害が繰り返されてきているばかりでなく,物的にもあるいは人的にも大きな痛手を被る形となっている事から,より一層の着実な対策が求められるところではないでしょうか。土砂災害のみならず,人口の約半分,資産の約4分の3が洪水氾濫区域に集中しているという我が国の状況もありますので,長期的な視点に立った根本的な対策について総力を挙げて取り組む必要があるように思います。自然の猛威は強烈なもので侮ることはできませんが,我々の叡智を結集して少しでも犠牲を少なくすることに全力を尽くすことが重要です。

 

 かつて古代の人々にとっては,自然現象は想像を絶するほどの不可思議と恐怖にあふれた対象であったものと思われます。今年になってから近くで古墳時代後期(6世紀)の遺跡が新たに発見されたようですが,この地域は地盤が安定して河川から比較的近いものの適度な高台に位置しており,自然災害からの被害を回避する知恵を働かせてようやく探し当てたものと思われます。ただ,そこに至るまでの間には相当な犠牲が伴っていたはずです。極めて高度な文明社会となった現代ですが,今回のような被害を目の当たりにすると,我々自身の平穏な日常生活を守るための謙虚な心掛けが大切であることを改めて実感させられるところです。

 

 一方で,地球の外側にある宇宙へ向けた人類の好奇心は着々と新たな動きを刻んでいるようです。折しも,先月末には火星が15年ぶりという極めて近い距離に寄ってくるということで早くから話題となりました。地球の自転も,太陽の周りをまわる公転も,これらの惑星を始めとした天体の微妙なバランスの上で成り立っていることは確かですが,最近はそれ以上の影響としてダークマターやダークエネルギーなどというものの存在が明らかになってきており,これはこれで自然の不可思議さを感じるところと言えます。ただ,我々の感覚からするとあまりにもスケールが大きい世界の話ですので,ある意味ではロマンや好奇心を感じる方が大きいようにも思います。

 

 その他にも,最近は我が国を始めとして宇宙探査機の活動に関する動きも続々と伝えられるようになっており,かつてアポロ11号による月面着陸をテレビに噛り付いて見ていた世代としては,改めて科学技術の進歩を実感するところです。米国のボイジャー1号のように,1977年の打ち上げから40年以上も飛行を続けて,太陽系の境界を突破するところまでに到達している探査機もあるとのことで,宇宙空間がグッと身近に感じられるようです。このまま順調に飛行を続けることができれば,いつの日か同機に搭載されているという地球の情報を記録した2枚のゴールデン・レコードがUFOに乗った異星人に捕捉されることになるのではないでしょうか。

 

 かつて大きな話題となった1号機に続く我が国のはやぶさ2についても,ようやくこの6月に目指していた小惑星に到着し,先月には高度約6キロメートルにまで近付いて地表の画像を送信してきています。2014年の打ち上げから飛行を続け,地球から3億キロメートル近い距離を隔てた場所から送られてきた映像ですが,極めて鮮明な地表の様子が窺えます。これから来年にかけて人工クレーターを利用した岩石サンプルの採取という大きな使命を果たすこととなりますが,その分析によってどのような新事実が解明されるか期待されるところです。

 

 さらには,今月に米国にて太陽観測のための衛星が打ち上げられることとなっています。順調にいけば2024年には太陽から約600万キロメートルにまで近付き,コロナの中まで入り込んで観測を行うとのことです。IT社会となった現在の地球において,コロナからプラズマガスが噴き出すことによって発生する太陽風は極めて深刻な脅威と考えられていますが,この観測により何らかの対策の手掛かりが得られることを期待したいものです。

 

 そのような中で改めて考えてみると,探査機との交信において無線が活用されている事は我々にとっても大きな励みになるように感じます。太陽系を飛び出そうという位置にまで到達しているボイジャー1号に至っては,地球との交信に要する時間が20時間近くということですので,宇宙空間で情報を伝送している電波の頑張りに感謝したい気分にもなるようです。さらには,防災活用に動きだしたIoTにおいても無線が重要な役割を果たすこととなります。

 

 我々を取り巻く様々なリスクに対して,平穏な日常生活を守るために無線技術に関わる我々がどのような役割を果たせるのか,改めて考えさせられる夏となりました。

 

 

| - | 08:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | 昨年の記事









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