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地域密着の企業『株式会社 綿引無線』代表取締役のBLOG
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5G時代に向けた覚悟と備え!!

 

 9月となりました。

 

 猛暑日が珍しくなくなるような関東地方の8月でしたが,月が改まったことでこれから秋の雰囲気が感じられるようになっていくのでしょうか。二十四節気で言うところの“処暑”はとうに過ぎたものの,現実の気候は未だに“大暑”という感じです。一方で,最近の異常な暑さの影響によるものか,大気が不安定になったことによるゲリラ豪雨や竜巻なども各地で発生しており,なかなか気が抜けない状況となっています。来週には台風の襲来も予想されているようですので,日常の暮らしにおいてもある程度の覚悟と備えが必要というところでしょうか。折しも9月1日は防災の日でもありますので,改めて身の周りを点検しておく良い機会かもしれません。

 

 覚悟と備えという意味では,現在インドネシアで繰り広げられているアジア競技大会での日本選手団の活躍は目覚ましいものがあり,見ている我々もたいへん勇気付けられます。出場している選手達にとっては,この日に向けて着々と準備を重ねてきた成果を発揮する檜舞台というところですが,ここに至るまでには人知れぬ苦労があったものと思います。特に,実力が拮抗した中で自らの最大限のパフォーマンスを発揮できるという精神力に関しては,普段から相当な鍛錬が行われていたものと思います。その躍動する姿を見ていると,わが身においても常に自己記録の更新を目指すことの大切さを改めて痛感させられます。

 

 日を追うごとに熱戦に引き込まれていくような状況となっていますが,今回の大会においては,参考競技として“eスポーツ”なるものも行われているとのことです。これはビデオゲームによる対戦競技ということで,チーム種目と個人種目としてそれぞれ三種目が行われているようです。競技会場では大きな盛り上がりをみせているとのことですが,ビデオゲームがスポーツと言えるのかという議論も当然あるようです。ただ,次回大会からは正式競技として採用される見込みとのことですし,オリンピックでの採用の可能性もあるとのことで,時代の流れを感じるようでもあります。

 

 一方で,通信分野での国際的な競争もいよいよ白熱化してきたようです。AI/IoT時代の通信インフラとして期待されている第五世代移動通信システム(5G)の開発が大詰めを迎えています。我が国においては,「世界に先駆けて5Gの実用化を実現する」との目標を掲げていますが,世界的な実用化競争においては“先頭集団の中位”という評価があるようですので,これからトップ争いに加われるかどうかの正念場を迎えるとも言えます。

 

 スポーツにおいては記録更新への期待も大きく,選手自身もそこを目標にして日々の鍛錬を行っていることは確かですが,技術開発においては,当然のように従前以上の性能向上が求められることになり,しかも価格や時間的な競争の中での取り組みとなるため,それはそれで厳しい戦いと言えます。例えば,通信速度に関して言えば,現状の第四世代(4G)に比べて100倍の超高速通信が可能となるとのことで,技術的な課題としては非常に困難なものがあるかと思います。ただ,これが実現できた暁には,様々な分野での幅広い活用が考えられることとなり,非常に大きな期待が持たれるところです。

 

 これまでの開発経過を振り返ってみると,1990年代に登場した第二世代(2G)からほぼ10年周期で世代が更新されてきており,その都度に前世代の100倍の通信速度が達成されているとのことで,その記録更新の経緯にも改めて驚かされるところです。さらに,今回の5Gにおいては,前世代と比較して100倍の数の同時接続が可能となり,同じく通信の遅延時間においても10分の1に低減されるとのことで,期待はますます膨らむばかりと言えます。

 

 実は,既に5Gが実用化された場合を想定して,我が国におけるこれからの社会的な課題について,特に,少子高齢化を踏まえた地域での問題解決に対してどのような取り組みが可能となるかについての議論が様々な立場から進められてきており,その最終取りまとめについても徐々に公表されてきております。先月末に,“空飛ぶクルマ”について官民協議会が開催されたとの報道がありましたが,特に,このような自動運転による空陸両用の移動手段を実現させることで,過疎地や高齢者・障害者の足となることなどが期待されています。世の中の動きはさらにその次の時代に向けて動き出しているようです。

 

 先月に公表された総務省の情報通信審議会による答申においては,地域づくりのために実現したい具体的なものとして,上記の“空飛ぶクルマ”の他に,“いつでもドクター”,“あちこち電力”,“時空メガネ”,“どこでも手続き”などが挙げられています。ただ,現状の世の中の変化を見ると,時間の経過と共にさらに創造的な目標が出てくることが想定されます。

 

 一方,このような検討に合わせて,5Gが活用された新たな時代における人材育成として“本格的なIoT・AI時代の「人づくり」”についても議論が行われており,「創造性,論理的思考,コミュニケーション能力,ITリテラシー等の21世紀に活躍できる人材の育成」が課題として打ち出されています。(総務省・情報通信審議会第五次中間答申 平成30年8月23日公表)

 

 我々がこれから果たすべき役割が徐々に明確になってきました。後は,我々自身の覚悟と備えが求められることとなります。

 

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