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地域密着の企業『株式会社 綿引無線』代表取締役のBLOG
<< システム工学による習慣付け!! | main | 謙虚さで実現させる安住の地!! >>
職人技が脚光を浴びる時代に!!

 

 

 11月となりました。

 

 今年も残り2か月となりました。日暮れの時刻が早くなったことを感じるようになって,そろそろ平地でも雪の便りを聞くような季節を迎えました。既に富士山では,昨年に比べて27日も早く9月末に初冠雪があったとのことですが,この冬の寒さはどのようなものなのでしょうか。近年にわかに騒がしくなった感のあるハロウィンも終わり,これから年末へ向けて慌ただしさを増していくことになりますが,一方で,平成という時代の終わりが近づいていることに名残惜しさを感じるようにもなってきています。

 

 平成という時代がスタートした当時の状況を鮮明に記憶している我々からすると,昭和という時代がさらに遠くなってしまうようにも思います。最近はこの30年間を振り返る企画があちこちで見受けられるようにもなってきていますが,残すところ半年と迫ってきた平成という時代はどのように総括されることになるのでしょうか。国際的には東西冷戦の終結,そして国内的にはバブル景気の真っただ中でスタートした形でしたが,その後に発生した多くの震災やテロなどの悲惨な出来事も記憶に残るところです。

 

 そのような中でここ最近引き続いて話題となっているのがデータ偽装の問題と言えます。自動車や工業用資材などについての不正の実態が次々にあぶり出されてきています。特に,我が国においては昭和30年代以降の時代において,低価格で高品質な製品を武器にして目覚ましい高度経済成長を成し遂げた経緯があることから,このような事態を懸念する声が一層大きくなっているようです。かつてTQCや小集団活動が活発に行われていた時代がありましたが,モノづくりにおける強みと信頼を何とか早く回復して欲しいものです。

 

 人とモノの交流が全地球的な規模で盛んになってきている経済状況を考えると,企業経営的には生き残りが極めて難しい状況であるとしても,一度失った信頼の回復は非常に厳しいものであることは明らかであり,当事者のみならず様々な立場でこの件に関する本質的な問題を考えていくことが重要であるように思います。そもそも現場でかかわる一人一人の労働者にとっても,客観的な課題に対して真正面から工夫改善することで克服していくことこそが,変化の激しい社会状況の中で自らの能力を高めていく最も効果的な経験であることは明らかです。

 

 翻って見ると,我々が子供であった昭和の時代には,近所で多くの職人さん達の働く姿を目にすることができました。自転車屋さん,畳屋さん,のこぎり屋さん,桶屋さんなど,一心不乱に没頭しているその姿に見とれていたことを覚えています。たまに自転車でやって来る飴細工の職人さんの見事なハサミ捌きは,思わず買うのを忘れるぐらいに見事なものでした。子供としての目線でしたので技の見極めはできないにしても,自らの仕事に没頭することへのこだわりはひしひしと感じられたように思います。

 

 一方で,ここ最近は昔ながらの日本の伝統や習慣が海外から評価される機会が増えてきており,これを支える職人の技能や工芸品などへの注目も集まってきているようです。そこには単なる形式として引き継ぐだけではなく,様々な工夫を取り入れながら技を高めていくという職人意識が強く反映されており,その成果が脈々と積み上げられて伝えられていることへの称賛もあるとのことです。

 

 世界的に経済成長が目標とされた昭和の時代から平成に切り替わり,この間の社会的な仕組みはITを始めとした新たな技術の登場により高度化され,様々なものがより密接に連携されるようになってきました。安定した日常生活を安心して送ることができるようにするためには,幅広い立場での仕事への取り組みによる影響がかかわってくることとなり,関連する全ての労働者があらゆるリスクに迅速に対応していくことがより一層強く求められる時代になってきました。

 

 このような状況を考えると,これまで職人と呼ばれる方々が受け継いできた意識とこだわりこそ,あらゆる業務担当者に期待される状況になってきているように思います。明らかに問題ありと認識できる以前の段階で,効果的な対策を実行し未然に防止することを目指すことで,それぞれの立場での視野が広がり,感受性が高められ,創造力が発揮できるようになるばかりでなく,そのこと自身が技として積み上げられることで,極めて強力な社会的価値として評価される時代になってきたように感じます。

 

 ここ最近声高に叫ばれるようになっている働き方改革ですが,本来の仕事への取り組み方として,社会的な環境の変化に応じて意識とこだわり方を適応させていくことこそが先ず求められるべきところではないでしょうか。これまで目立たないところで地道に精進を重ねてきた職人技が一躍脚光を浴び始めているように,あらゆる立場での一人一人の仕事への没頭の仕方が見極められ,評価される流れができつつあるように思います。

 

 人生100年時代の働き方においては,職人技がますます脚光を浴びるようになっていくのではないでしょうか。

 

| - | 08:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | 昨年の記事









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