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地域密着の企業『株式会社 綿引無線』代表取締役のBLOG
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2019年を迎えて!!

 

 2019年(平成31年)がスタートしました。

 

 新たな節目の年を迎えることとなりました。これから5月に予定されている新天皇の即位に向けて,平成という時代を惜しみつつ,新しい元号での歩みを始めることへの期待がさらに高まっていくのではないでしょうか。いつの時代においても様々な出来事が駆け巡ることとなりますが,時の流れに一定の区切りが設けられることで,歴史を刻むことへの感慨もより深まっていくように思います。その意味で,今年はいつになく厳粛な気持ちで迎えた新年となりました。

 

 節目という意味合いにおいては,我々が取り組んでいる無線通信の分野においても,今年は新たな展開の時代を迎えることとなりました。いよいよ“5G(第5世代移動通信システム)”のサービスが開始されることとなります。1980年代に第1世代が登場して以来,ほぼ10年毎に世代が進化し,最大通信速度がこの30年間で約10万倍に高速化されたといわれる中で,今回の“5G”の登場は,これまでにない別次元への進化を遂げることになります。

 

 既に国内の各所において実証実験が行われていますが,その特徴は,“とにかくスピードが速い”,“反応が素早い”,“混雑に強い”ということで,様々な分野での活用が期待されています。あらゆるものがつながる超スマート社会である“Society 5.0”を実現するための,枢要な基盤インフラとして位置付けられているものです。既に各国においてサービス開始へ向けた取り組みが進められており,昨年の10月に総務省にて開催された公開ヒアリングにおいて,NTTドコモからは今年の9月からプレサービスを開始するとの発表があったとのことです。

 

 通信速度の面から言っても,2時間の映画をわずか3秒でダウンロードできるということから分かるように,従来からの性能を格段に向上させる“魔法の無線”と言えますが,実は,これを陰で支える通信網においても大きな飛躍が進んでいます。スマホなどの移動通信端末をつなぐための基盤となる通信網は“コアネットワーク”と呼ばれていますが,この部分での世代革新についても国際的な規格化進められているのです。

 

 特に,電話も含めて通信の方式がインターネット化したことにより,携帯電話や無線LANなどの無線方式を統合化した形で対応が可能となるコアネットワークとしてのEPC(Evolved Packet Core)の進化が図られようとしています。この“次世代EPC”の実現により,これまでは方式の違いにより相互の通信に支障を生じていた無線端末が,シームレスに違和感なく通信をやり取りできるようになるものです。正に,“無線統合ネットワーク”というところでしょうか。

 

 限られた資源である無線周波数であるため,これまでは区分けされたそれぞれの周波数ごとに無線方式が振り分けられて独自に活用されてきていましたが,ここで統一的な活用が可能となる時代に至ることになったのです。既にスマホなどの無線端末においては,内蔵されているICチップに各種の無線方式や各国の周波数に対応した設定が埋め込まれており,これを支えるコアネットワーク側での対応が図られることで,ますますきめ細かい多様なサービスが提供されることになるものと思います。

 

 ところで,“EPC”という言葉については,建設プロジェクトの分野においてよく聞くようになっていました。こちらのEPCは,設計(Engineering),調達(Procurement),建設(Construction)を包含した意味を持つもので,かつてのプラント建設において盛んに行われていた“フルターンキー”契約を表す言葉として使われています。工事の発注者が,カギを回せばすぐにでも稼働できる状態にまで完成させて引き渡す契約であり,現在ではメガソーラーの建設においても採用される事例が多いようです。

 

 通信の分野に限らず,ヒトとモノの移動が国際的な広がりを持つようになったことで,製品やサービスが急速に進化し,多様化して,世界的に普及していく状況の中で,我々のような地方の中小企業の役割が問われる時代になってきています。今回,“EPC”という言葉のつながりにより新たな時代展開を考える上で,我々がこれから目指すべき方向性に気づかされたように思います。

 

 “5G”を始めとした高度な製品やサービスが世界的な企業によりますます進化していく中で,それぞれの多様な機能が容易に組み合わされるようになることで,これを活用するユーザー側での利用形態も個々の目的に応じた独自性を発揮できる余地が広がってきています。その際に,一番身近な立場で,実情を十分踏まえた課題解決の設計を行い,数ある製品やサービスから最適な調達を行い,さらに,きめ細かい形で全体システムの建設を行うという役割は,正に我々のような地方の中小企業がこれから担うべきものであるように思います。

 

 しかし,技術革新のスピードはますます激しくなってきており,一方で,ビジネス的価値の追求は極めて多様化していく流れとなっています。このような状況の中で,我々に求められる役割に応えられるための心構えを新たにする時が来たようです。

 

 我々にとっての“次世代EPC”を追求する時代の幕開けというところでしょうか。

 

 

 

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