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地域密着の企業『株式会社 綿引無線』代表取締役のBLOG
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美しい調和を実現できる技術とは!!

 

 6月となりました。

 

 お代替わりから一か月が過ぎて,令和という元号にも徐々に慣れてきたように感じます。歴史の重みを感じると共に祝意溢れる雰囲気の中で幕を開けた新しい時代ですが,早くも10月に予定されている即位の礼に関する話題も取りざたされており,まだまだこの雰囲気は続くようです。そのような中で国内ではたいへん痛ましい事故や事件が起きていますが,安心して日常生活を送れるような社会を何とか実現して,誰でもが将来に対する希望を持てる“美しい調和”の時代としていきたいものです。

 

 一方,海外に目を転じてみてもあちこちで波乱の状況が続いています。移民の問題や貿易戦争などかなり際どい所に追い込まれているようにも見えますが,この先どうなるのでしょうか。特に移民問題に関しては,過去の植民地政策などの歴史的な経緯が絡んでいる事情もあるようで,なかなか一筋縄では解決できないようにも感じられます。「健康で文化的な最低限度の生活」を営みたいとの想いは誰でも持つ願いではありますが,それを実現していくための道筋には多くの課題があるようです。

 

 我々がかつて親の世代から聞かされていたのは,戦争で国土が焦土と化した中で,肉親を亡くし家を失い食べるものもない中で復興を果たしてきた苦労についてでしたが,今になって考えてみると,全く何もなくなってしまった中で雨露をしのぎ,飢えとの戦いをしながら瓦礫を片付け,田畑を蘇らせ,産業を復興していったという事実は驚異というほかはないように思います。島国であるということで他に行き場がないという制約もありますが,そこには長い歴史に育まれた国民性もあるのではないでしょうか。

 

 かつてであれば,実際に自分の目で確認できるもの以外には情報を仕入れることができない状況でしたが,今となってはインターネットを始めとしたメディアの発達や,携帯電話の普及によるコミュニケーションエリアの拡大により,はるか異国の地における情報を容易に入手することができるようになったことで,移民の動きを後押ししている面もあるのでしょうか。社会基盤としてのインフラ整備がなかなか進まない地域が多い中で,情報伝達の面ではグローバル化がいち早く成し遂げられたことによる好まざる結果という見方もできますが,当人達にとっては正に命がけの行為であり,それを考えると誠に憂鬱な気持ちになってしまいます。

 

 いかなる事情があるにしても,自分たちが生まれ育った地域を離れるという決断は誰にとってもつらいものであり,どうにかしてそこにとどまって生活できる環境を作ることができないものなのかとついつい考えてしまいます。自然環境に伴う問題であれば,我が国が得意としてきた植林技術や作物の品種改良,さらには海水の淡水化や汚水の浄化技術もあります。最近はこれらの取り組みに対する財源的な支援としてクラウドファンディングも活用できるようになってきました。

 

 いずれにしても,今まさに表面化してきている社会不安の一つの要因として情報伝達などの技術革新の流れが影響しているとすれば,利便性の追求に基づくコマーシャルベースの側面だけで技術の進展を捉えることには問題があるように思います。最近取りざたされている“GAFA”と称される巨大IT企業が,グローバル市場を舞台とした競争を繰り広げる中で,社会全体の変革をも引き起こすような動きとなっていますが,一方で,社会を安定化させるような“美しい調和”の実現に向けた取り組みの推進についても強く求められてきているように感じます。

 

 特に,ここ最近は“5G”への期待感も大きくなっており,これについての世界的な覇権争いの話題もますます喧しい状況となっています。実際のサービス利用が可能な状況となりつつある中で,この技術を活用した日常生活における大きな変革についても,あちこちで夢物語のようにPRされてきています。“5G”の技術をベースとして“IoT”や“AI”がフルに活用される社会も勿論ありがたいことではありますが,世界全体の安定化へ向けた取り組みにおいても是非その実力を発揮して欲しいものです。

 

 幸いなことに,これらの技術は我々にとっても身近に直接触れることが容易な状況となってきています。この先どのような活用を図っていくかということに関しては,我々自身の知恵と努力の発揮の仕方次第と言えます。長い歴史の中で培ってきた“和をもって貴しとなす”との精神を引き継ぎ,日の当たらないような領域での技にこだわる“職人気質”が未だに息づいている我が国において,これからの技術開発を先導する方向性が明らかになってきたのではないでしょうか。

 

 我々が目指している“Sciety5.0”超スマート社会は,「人間中心の課題解決型社会」とも言われています。新たな時代のページが開かれたこの時期に合わせて,改めて歴史の重みを感じながら将来を見通すことが求められているようです。

 

『科学技術が進むことは結構だが,それが人間の物質・精神生活にどう影響しているのか。 心の満足を考えずに,科学だけがどんどん進んでしまっていいのかどうか。忘れていることはないかだよ。』

『ぼくは60年ぐらい仕事にタッチしてきたが,どの時代でも不安のないときはないね。逆 にいえば,それで変わっていくし,進歩もある。これで安心ということはいつの時代にもないし,それを乗り越えていくところに,われわれの努力のしがいがある。』

  〔「日々に新た」:土光敏夫著(PHP研究所 1995年5月)〕

 

 

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