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地域密着の企業『株式会社 綿引無線』代表取締役のBLOG
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最後の拠り所を救う手立てとは!!

 

 5月となりました。

 

 新型コロナウィルスの影響はまだまだ引き続いております。先月7日に東京都や大阪府などの7都府県を対象にした「緊急事態宣言」が発令されましたが,16日には適用範囲が全国に拡大されると共に,茨城県などを加えた13都道府県が「特定警戒都道府県」に指定され,5月6日までの期間において外出自粛がさらに強く要請されることとなりました。元号が“令和”に変わった丁度一年前に感じた華やかさの漂う雰囲気とは全く異なる状況と言えます。

 

 国内ばかりではなく,海外においても感染者に対する懸命な救護措置が行われています。世界各国でその最前線に立つ医療関係の方々が厳しい環境の中で昼夜を分かたず奮闘されている様子が連日伝えられています。正に最後の拠り所となっている状態です。一方で,町中においても休業を余儀なくされた店舗や事業所も多くなっており,こちらも切迫した事態となっています。暗さを増した夜の街を目にするようになり,悲惨な記憶として残る震災後を思い出させられるようです。

 

 かくなる上は,治療薬やワクチンの一刻も早い開発を待ち望むことしかないのでしょうか。もっとも,発症の事例が数多くなってきたことで,感染後の症状の特徴や病状回復の過程が明らかになってきているのも事実のようです。我々が生き抜いていく上においては,病気との戦いは避けられない事とは理解していても,まだまだ未解明な部分も多くあり,今回の経験も踏まえてより一層の努力が必要なようです。そのような中で,国内で開発された治療薬への期待も高まっており,早期の承認が待たれるところです。

 

 現在その候補として取り上げられている治療薬の中に富山由来のものがあるとのことで,かつて子供のころに定期的に訪問して来ていた薬売りが懐かしく思い出されます。各家庭に配置された置き薬の補充の様子はおぼろげですが,帰り際にもらえた紙風船で遊んだことは今でも強く記憶に残っています。現代においてもこのような配置薬の業態が一部で続けられているようですが,病気に対する知見が十分とは言えない時代からの長い伝統を引き継いだ形で,画期的な救世主が登場してくるとすれば非常に悦ばしく感じられるところです。

 

 今のところ外出自粛の努力もあってか我が国においては爆発的な感染者の増大は生じていないものの,無症状の場合も多くあるとのことで,新たな感染者の発生をなくすまでには多くの時間を要することが考えられます。現在実施されている外出自粛要請の効果がどの程度のものになるかにもよりますが,今後の経済活動再開に向けた段取りが重要になってくることは確かです。感染者に対して最前線で対応頂いている医療現場の状況の一方で,業務が停止状態となっている店舗や事業所などの苦境にも配慮した判断は非常に難しいものと思います。

 

 ただ,ここまでに至った現段階においては,全体的な状況を詳細に把握し,総体的な判断の下にこの難しい状況を乗り切る方向性が示された場合には,我々としても可能な限り協力を行っていくことが重要であり,一方で,我々自身においても厳しい業務環境の中での対応が求められた場合には最善を尽くすことが求められているという自覚は持っておきたいと思うところです。ウィルスが人から人に感染を広めるのであれば,我々は社会を共に支える立場としてこの意識を共有化して広めていきたいものです。

 

 一方で,この状況がある程度収束した後の少し長期的な視点に立った対応についても意識しておくことが必要です。今回の経緯についても様々な観点での検証と次へ向けた対策が議論されることになると思いますが,その際には,今現在において現場の最前線で最後の拠り所として頑張っていただいている方々の負担の大きさを認識しておくことも重要です。先ごろから配信されている『Fukushima50』においても,その苦悩する様子が詳細に描かれていたところです。

 

 かつて我々が社会人となったばかりのころには,「品質管理は設計から始まる」ということを強く意識させられたものでした。これは最終的な品質の良し悪しを製造や検査などの後工程にしわ寄せさせるのではなく,設計の段階から“製造しやすい設計”,“検査工数が軽減される設計”というものを意識しておくことが大切であるとの教えでした。当時新米の身としては,改めて設計の奥深さを思い知らされると共に,それぞれの任された役割がお互いに支え合っていることに気づかされたことを覚えています。

 

 今回の新型コロナウィルスにおいても,医療現場や水際対策を行う部門での体制あるいは装備,さらにはその運用対応などの課題がたくさん浮き彫りにされており,そもそも緊急事態そのものの想定する範囲や対処方針,さらには具体的な対策などについての不備も指摘されています。緊急事態が発生しても最後の追い込まれた時点で対応できることは限られていることは,今回の状況において身に染みて感じられるところです。ここは平常時から大いに議論を深めて,具体的な対処を計画的に実行していくことが必要と言えます。

 

 まだまだ外出自粛が続く状況の中ですが,様々なことを考えさせられるゴールデンウィークとなりました。

 

 

 

 

 

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