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地域密着の企業『株式会社 綿引無線』代表取締役のBLOG
夏・全・開のはずですが!!
 

8月になりました。

空に向かって伸びる入道雲,肌を焦がすような強烈な日差し,熱せられたアスファルトから立ち上る陽炎,拭いても拭いても湧き出てくる汗,という光景が懐かしく感じられる程天候が不順な今年の夏です。近ごろ喧しい話題である“地球温暖化”との関連性を訴える向きもありますが,長い地球の歴史から見れば,我々が確認できている現象は,まことに刹那的なものであるとも言えるかもしれません。とはいっても,暦の上では間もなく“立秋”ですので,気分的には少し心配にもなってきます。

 

一方,このような気候であっても,交通機関のターミナル駅では,夏休みを迎えた子供たちの姿が多くなり,非常に賑やかです。さらに,身の丈以上の大きな荷物を引きずった人,あるいは登山用リュックを背負った人などの姿も目立つようになっており,このような光景を見ていると,やはり気分は“サマーバケーション”といった感じです。

 

また,この季節は,あちこちで夏祭りが開催され,豪華な山車の巡行や熱気みなぎる神輿担ぎのみならず,夜店の賑わいや,大空に打ち上げられる花火の華やかさが一層気持ちを湧き立たせます。子供の頃の思い出としても,お祭りの光景は非常によく記憶に残っております。と言っても,事細かに覚えているわけではなく,夜店の裸電球や,浴衣姿の人ごみ,お化け屋敷の入口,夜の闇に浮き上がった山車の角灯篭,さらにはその山車の上に仁王立ちしている武者人形など,まさにスライドショー状態です。ただ,最近は,お祭りにおける神事の所作や由来に目が行くことも多く,その分自分が確実に年をとったということかもしれません。

 

子供の頃には全く知らなかったのですが,古くからの民衆の願いや想いが込められた由来に基づく神事を改めて見てみると,あらゆるものに神が宿ると信じてきた日本人の心を非常に強く感じると共に,古の人たちの知恵にも驚かされます。正に私たちが後世に確実に伝えていくべき大切な財産であると言えます。そう言えば,昨年のサブプライムローン問題で明らかとなった“資本主義の自壊”について,その原因を日本とは異なる文化に求める向きもあるようですが,時代を越えて守り続けるべきものがあることも事実のように思います。

 

いずれにしろ,このお祭りを通じて,子供たちは楽しい夏の思い出を作ることができ,また,大人たちは地域の連帯感を一層強めることとなります。お祭りに合わせて遠方から帰省される方もおられますので,地域のコミュニティ作りという意味では最も効果の大きいイベントと言えます。最近は,ネット上でコミュニティを作ることも盛んに行われて来ており,また,インターネットでライブ映像を見ることができるお祭りもあるようですが,肌と肌が触れ合う醍醐味は生で感じることが一番と言えます。

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