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地域密着の企業『株式会社 綿引無線』代表取締役のBLOG
我々が立ち向かうべきものとは!!

 

 8月となりました。

 

 今年の夏は例年以上の暑さになるとの予報がなされていたものの,なかなかすっきりとしない曇り空に多少肩透かしを食った形でしたが,ようやく梅雨明け宣言が出されました。関東地方においては昨年より18日も遅い発表であったとのことです。ただ,今年に入ってからの平均気温は例年以上のレベルで推移しているようですので,水不足と共に暑さ対策についても十分気を付けておくことが必要なようです。

 

 そのような中で,地球の裏側となるブラジルではオリンピックが開幕となります。ここまでの準備作業に関して遅れを指摘する声も出されていましたが,この晴れ舞台を目指して日頃の苦しい練習に耐えてきた世界中のアスリート達の健闘を祈るばかりです。そして,いよいよ4年後には東京での開催となりますので,様々な面での経験を活かした形で事前準備を進めてもらいたいものです。特に,この時期の北半球は真夏となりますので,暑さ対策は重要な課題と言えます。

 

 平和の祭典でもあるオリンピックのムードが盛り上がる一方で,人が人を傷つけてしまうような痛ましい事件や事故が後を絶たない状況です。そこまでに至る事情や背景があるとしても,犠牲となった方々の心情を察するにつけて,非常に切ない思いに駆られます。限られた人生を平和に暮らしたいという想いは,誰もが共通に持っている願いであり,その実現のために我々一人一人ができることは何かということを改めて考えてみることが重要ではないでしょうか。

 

 そこで最近特に感じる事は,我々人類がこれまで歩んできた歴史的な流れをもう一度振り返ってみることの大切さです。

 

 今年の4月頃から東北地方を中心として熊に襲われる被害が発生しているとのことで話題となりました。これは昨秋に餌となるドングリが豊作であったことや暖冬の影響などにより,個体数が増えて活動的になっていることが要因とも言われているようですが,直接的には熊の行動範囲に人間が入り込むことで生じているという面もあるようです。

 

 このような猛獣による被害は国内においては極めて珍しいニュースとして取り上げられていますが,国外に目を転じてみれば,アフリカやアジア諸国の一部地域においては日常的なこととして発生しているようです。尤も,歴史を遡ってみれば,我々の祖先が人類として進化し始めた頃においては,日々の生活を維持していく為の重大な脅威として日常的に対処しなければならなかったものであったと思われます。

 

 そして,肉体的にひ弱と言える人類がこの脅威に立ち向かうためには,知恵を働かせることと共に,お互いの力を合わせて集団で対処することが必要であったものと思われます。一人一人は弱い立場であるとしても,それぞれの役割を分担した形で結集することで,様々な脅威に立ち向かえる強さを発揮できるようになったということではないでしょうか。その礎の上にあるのが今の日常生活と言えます。

 

 あらゆる面で利便性が向上した文明社会の中に身を置く我々としては,このような経緯に思いを馳せると共に,これから先に引き継ぐべきことに対しても真剣に向き合うことが必要ではないでしょうか。我々一人一人が共同社会を構成するものとして,お互いのためにそれぞれの役割を忠実に果たしていくことこそが,様々な脅威に立ち向かうために不可欠なものであることは明らかです。

 

 高度に発達した現在の日常生活においては,社会を構成する役割分担が複雑化していることもあり,対処すべき脅威の姿をなかなか捉えられない状況にあるようにも思います。目の前にあるスイッチを押すことで電気が使えて,携帯端末を操作することで世界中の情報が簡単に入手でき,都市交通を利用して時間通りに目的地に到着できるなど様々なサービスを手軽に受けられることが当たり前のような感覚となっていますが,その背後には脅威に立ち向かう多くの方々の努力が積み重ねられていることを忘れてはなりません。

 

 結局は,自らが安心して日常生活を送れるためには,多くの人々の支えが必要であり,そのためにも自らの役割を忠実に果たしていくことが不可欠であるということではないでしょうか。

 

 以前にネット上において,人間の生命を奪う生物についての特集が紹介されていましたが,ワニやカバに襲われる被害もいまだに多くあるようです。ただ,その中で最も被害の大きいものとして挙げられていたのが伝染病を媒介する蚊ということでした。ジカ熱騒ぎが未だに収まっていない状況からも,我々を取り巻く脅威はなかなか手ごわいということでしょうか。

 

 一方で,社会が高度化することで新たな脅威が出現してきています。情報化時代の到来は新たな形でのリスクを増大させて来ています。

 

 このような中で,我々は社会を構成する職業人として,さらには情報化技術を取り扱う専門家として,自らの役割を着実に果たしていくことが今こそ求められていると言えます。

 

 

 

 

| - | 08:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | 昨年の記事