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地域密着の企業『株式会社 綿引無線』代表取締役のBLOG
魔法の世紀を迎えるに当たって!!

 

 6月となりました。

 

 新緑が鮮やかに感じられる季節になったと思ったのもつかの間で,日中は汗ばむような気温となる日もあり,体調管理がなかなか難しい時期となってきました。先月には梅雨前にもかかわらず最高気温が35℃を超える猛暑日を観測した地域もありました。気象庁の発表では厳しい夏の暑さが予想されていますが,一方で,昨年来からの太陽の黒点数における異変により寒冷化への動きを警戒する向きもあり,真実の見極めはなかなか難しいようです。

 ただ,何れにしてもこれから暑くなっていくことは確かですので,先ずは適応力を鍛えておくことが必要と言えます。

 

 かつて若かりし頃,暑さで寝苦しい夜を過ごした翌朝は,寝床から起き上がってもなかなか覚醒状態には至らず,夢うつつという感じとなっていた記憶がありますが,最近はそのようなことも少なくなり,ついつい寄る年波の影響ではとの懸念も頭をよぎるようになってきました。でも,物事は考え方次第ですので,過酷な環境においても熟睡できるような適応力が向上してきている証拠と意識的に前向きな考え方をするようにしています。

 

 以前読んだものによると,脳内の老廃物は夜の睡眠中に掃除をされるとのことのようで,眠ることの重要性が改めて認識されます。60兆個とも言われる人間の細胞ですが,それぞれの細胞が一定の周期で新陳代謝を繰り返しており,その際に発生した老廃物は皮膚のように剥がれ落ちたり,血液などにより運び出されたりしているとのことです。脳内のメカニズムについてはまだ十分に解明されていない段階のようですが,睡眠の質が高い程,脳内に残った老廃物が少なくなっているとのデータも得られているようで,今後のさらなる解明が待たれるところです。

 

 年齢を経るにしたがって,体力的な衰えは少しずつ感じるようになってきていますが,何が何でもがむしゃらに体力勝負というような無理をしない心掛けも必要であると思えるようになってきました。勢いに任せてということで力強さを打ち出すことは時により必要ですが,ややもすると,それは余分な堅さを生じさせたり,方向性を見失ったりという危険性もはらんでいるようです。最近は生活のリズムを維持することに心がけていることが,質の高いと思われる眠りを実現してくれているようにも感じられるこの頃です。

 

 月日の流れと言うことでは,本ブログも平成21年の3月に開始して以来,毎月の更新を繰り返して今回で区切りの100回を数えることとなりました。振り返ってみるとこの8年余に及ぶ期間での様々な出来事が思い出されますが,それにひきかえブログの内容については記憶が定かでない部分も多く,かなり冗長な内容や表現になっているものと思います。でも,敢えてここでも過度に力むことなく,後ろを振り返らずに意識的に前向きな気持ちで,目まぐるしく変化するこの先の世の中を見つめていくことに徹したいと思っています。

 

 特に我々が日々かかわっている情報通信技術の分野における進歩は非常に激しいもので,直線的というよりは正に指数関数的な進歩を遂げているようです。かつて我々が子供の頃に心躍らせて見ていたテレビ番組でのSF(空想科学)の世界が次々と現実化されてきています。テレビ電話は勿論のこと,映像で学ぶことができる百科事典など,夢のまた夢と思われたものが手軽に利用できる日常となっているのです。これからこの先にどのような世界が現れるのか全く想像ができない状態です。

 

 現状のような技術の発展が続けられていくことで,我々が考える想像力を超えて社会が進化していく世の中が出現するとの予測が現実味を帯びてきたように思います。『今,テクノロジーは私たちの行動の幅を広げる方向に発達しているにもかかわらず,その仕組みはまるで魔法のように,ますますわかりにくくなっているのです。』〔「魔法の世紀」:落合陽一著(PLANETS社 2015年11月)〕これから我々が目にする社会は,あたかも日々魔法に遭遇しているかのような想像を絶するようなことが実現されていくことになるようです。

 

 そこへ向けた動きの一つとして,先月から次世代の移動通信システムである5G(第5世代移動通信システム)の実証実験が開始されました。2020年の東京オリンピック・パラリンピック大会へ向けて世界に先駆けての実用化を目指して開発が進められています。今回は,東京スカイツリーの展望台から通常のハイビジョンの16倍に当たる超高精細画質(8K)の映像をライブ配信したり,同じくサッカーの試合を8K映像で送信してバス車内の画面に表示させたりする実験が行われているようです。

 

 大会に関しては,費用負担の問題で国と関係自治体との間での話し合いがいまだに続いている状況ですが,通信インフラの面での準備は着々と実用化に近づいているようです。尤も,5Gの開発競争は既に一番乗りを目指した国際的な競争が始められている状態ですので,待ったなしというところでしょうか。ますます“魔法の世紀”が目の前に迫ってきているようです。

 

 この際は,いつもと変わらず,過度に力むことなく意識的に前向きな気持ちをもって,目の前に出現する“魔法”に対応できる適応力を鍛えることが必要なようです。

 

 

 

 

 

 

 

| - | 08:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | 昨年の記事